鹿児島名物「あくまき」とは?端午の節句に食べたい懐かしの郷土菓子

食レポ

先日、プチ鹿児島旅行の際、山形屋に立ち寄ったとき、「あくまき」を見かけて、久しぶりに購入してみました。

「あくまき」は、私がGWに宮崎の祖母の家を訪れた際、よく食べさせてくれていた思い出の味です。

今回は初めて食べる夫のために、改めて「あくまき」について少し調べてみました。

私は小さい頃から当たり前のように食べていたので、鹿児島の郷土料理だと初めて知りました!笑

「あくまき」ってどんな食べ物?

あくまき」は、主に端午の節句に食べられる鹿児島独特の餅菓子だそう。

宮崎に住んでいた祖母も毎年作ってくれていたので、鹿児島寄りの地域にも根付いていたのかもしれません。

あくまきを食べる地域🗺

鹿児島県、宮崎県、熊本県南部など

あくまきの歴史と由来

由来には諸説ありますが、関ヶ原の戦いの際、島津義弘が日持ちのする保存食として持参したという説が有名です。

その後も、腹持ちの良さから戦陣食として活用され、西郷隆盛も西南戦争で食べたと言われています。

そんな背景から、「男子が強くたくましく育つように」との願いを込めて、端午の節句に食べられるようになったのだそうです。

灰汁で煮る理由

あくまきは、もち米を灰汁(あく)で煮て作られます。

灰汁に含まれるアルカリ性の成分がもち米の繊維を柔らかくし、雑菌の繁殖も防ぐため、長期保存が可能に。

高温多湿な鹿児島で生まれた、生活の知恵が詰まったお菓子なんですね〜。凄い。

作り方と食べ方

もち米を一晩灰汁に漬けてから竹の皮で包み、水で薄めた灰汁で3時間以上煮込みます。

祖母は庭先の大きな釜で煮ていたのを思い出しました。灰汁の扱いがあるから、屋外で調理していたのかもしれません。

食べるときは竹の皮を剥がし、食べやすい大きさにカット。

きな粉や黒糖、白砂糖をまぶしていただきます。

我が家は「砂糖入りきな粉」が定番で、父だけは白砂糖派でした。

砂糖醤油やお醤油で食べる方もいるそうです!

祖母は『餅だから、包丁やお皿にくっきやすい。切る時は皮のひもで切って、お皿にはラップを敷くと良いよ』と食べる際の工夫を教えてくれました✨

▲結んでいる竹の皮の部分を使って切っていました🔪✨

初めて食べた夫の感想

• 白いお餅とは全然違う見た目にびっくり(´⊙ω⊙`)

• 灰汁の独特な香りがある

• きな粉をかけると甘くて、きな粉餅みたいで美味しい(きな粉をかけると灰汁感は無くなる!)

• お腹にたまる!受験の時にいいかも!笑

梅木商店のあくまき

今回山形屋で見かけたのは、梅木商店のあくまき。懐かしさに惹かれて、購入しました。

母によると、祖母が体力的にあくまきを作れなくなってからは、梅木商店のものをよく買っていたそうです。

梅木商店のこだわり(公式サイトより)

• 餅米は国内産の極上肥沃米を使用

• 木灰汁は樫の木の灰をマイナスイオン水で抽出

• 手作業で竹の皮に包み、6時間かけて鉄釜でゆっくり煮込む

とにかく、ものすごく手間がかかっていることがわかりました!

山形屋では、あくまきのほかにも草餅なども販売されていいます。

(そして梅木商店の草餅すごく美味しんです‥!ぜひ食べてほしい!)

通販もあるそうなので、今度注文してみようかなと思っています。

あくまきがくれた時間

今回、鹿児島へのプチ旅行のお土産にあくまきを選んだことで、あくまきのルーツを知り、祖母との懐かしい思い出もよみがえりました。

来年もまた、端午の節句の時期にはあくまきを食卓に並べて、男子(=夫)が強くたくましく育つよう願いつつ、思い出に浸る時間を過ごせたらいいなと思います。

おまけ:ごちそうづくしのこどもの日

今年のこどもの日は、あくまきのほかにもごちそうがたくさん並びました。

うなぎ丼、柏餅……どれも本当に美味しかった〜🎏💕!!

いつもお休みの日に美味しいものを食べに連れて行ってくれてありがとう✨

おかげで私がいちばん、強くたくましく育っているかも…🏋️‍♀️?笑

みなさんもGWは素敵な思い出できましたか?

本日もお付き合いありがとうございました♪明日ももっと良い1日でありますように🍀✨

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